お盆の終活|実家に帰省したら話しておくといいこと

老後についての話し合い

お盆が近づくと実家に帰省し家族と過ごす方も多いかと思います。会って話をする機会が少なくなる中で、今後実家をどのようにしていくかを事前に話しておくことが大切です。あまり考えたくないことですが、いざという時のために「元気なうちだから話せること」として前向きに終活についての話し合いをしておくとよいでしょう。

お盆に実家で話しておくとよいこと

終活に関しては以下のことを話しておくとよいでしょう

・今後の暮らしのこと

・財産や相続のこと

・医療や介護の希望

・葬儀やお墓のこと

・大切にしているものの処分

今後の暮らしのこと

具体的に今後どのように暮らしていくかを確認しておきましょう。たとえば住み慣れた家に住み続けたいか、将来的に施設への入居を考えているか、万が一介護が必要になった場合は自宅で在宅サービスを利用するか、施設に入居を考えているかなど、状況に応じた対応方法や希望を事前に確認しておくとよいでしょう。

財産や相続のこと

財産や相続のことについては、親族間でトラブルになることも多いため事前に確認しておくと安心です。たとえば、預貯金、不動産、有価証券などの資産の有無と管理方法、借金やローンがあるかどうか、遺言書の有無と保管場所など、トラブルを避けるための事前準備(話し合いの場を設けるなど)をあらかじめ行っておくとよいでしょう。

医療や介護の希望

入院や介護が必要になった際にどうして欲しいか意思を確認しておくことも大切です。例えば、延命治療に対する考え方や、認知症になった時の対応、介護をしてほしい相手や介護費用の準備など、より深い内容にはなりますが、いざという時には精神的にも大きな負担がかかるため、事前に確認しておくことで意思を統一しておくとよいでしょう。

葬儀やお墓のこと

葬儀の形式(家族葬・一般葬・無宗教葬など)の希望や宗教的な習慣、お墓の有無やその場所や管理する人の確認などを確認しておくとよいでしょう。また、遺影の準備やエンディングノートの有無などについても確認しておくとよいでしょう。

大切にしているものの処分

大切にしていたものを整理していくのは、感情が入り判断が難しくなります。思い出の品や貴重品の保管場所、デジタル遺品(スマートフォン、パソコン、SNSなどの情報)などについては事前に確認しておくか、エンディングノートにまとめておくとよいでしょう。また、亡くなった後の負担を減らすために、生前整理を検討するのも1つの方法です。どのような意向か確認しておきましょう。

話し合うときに注意すること

終活はイメージとして死と直結しやすいですが、残りの人生を有意義に過ごすための準備という捉え方もあります。「心配だから」ではなく「元気なうちに一緒に準備しておきたい」と前向きに話し合いができるとよいでしょう。また話し合いやものの整理については1回で全て終わらせるのではなく、数回に分けて少しずつ進めていくとよいでしょう。

まとめ

家族と終活について話すことは一見後ろ向きにも思えて話しづらい部分もありますが、残りの人生を有意義に過ごすため、また遺された人の肉体的、精神的な負担を軽減するために必要な機会です。前向きに1つ1つ確認していくことで、人生を知ることができたり、考えを共有したりすることで、家族の絆がより深まる場合もあります。お盆で家族や親戚が集まる機会に、ぜひお話してみてはいかがでしょうか?

こぶつ屋では生前整理事業など終活のお手伝いを行っています。お気軽にご相談ください。

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